2019年11月10日

安全運転に必要な「握り」能力


Impaired force control contributes to car steering dysfunction in chronic stroke
2019  11月  アメリカ

脳卒中経験者の自動車運転については視覚や認知機能をしらべたものがおおい。

ハンドル操作をおこなう上肢の運動機能についての調査はほとんどない。

そこで握力とその変動性および運転能力との関連をくわしくしらべてみたそうな。



慢性期脳卒中患者12人と健常者12人について、

最大握力と、
握力の変動性:スクリーンに表示される台形の軌跡に沿って握力をコントロールする課題でのブレの大きさ、
車線逸脱度:ドライブシミュレーションで車線からそれてしまう程度、を

それぞれ麻痺手、健常手のみで測定して関連を解析したところ、



次のようになった。

・麻痺手では健常者の非利き手にくらべても最大握力が低く、握力変動性が高く、車線逸脱度もおおきかった。

・麻痺手の握力変動性はあきらかに車線逸脱度と関連し、最大握力の関連はみられなかった。

麻痺手のハンドル操作能力は低下していた。最大握力ではなく握力コントロール能力がハンドル操作の正確さにつよく関連していた、


というおはなし。

図:脳卒中のステアリング操作



感想:

これは共感する。

左腕の感覚が非常に鈍いため握力コントロールができずいまだ食材を握りつぶすことがすくなくない。そのせいか左の片手運転は直進時のみ数秒間しか安定しない。

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