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2020年1月30日

性交渉中に脳梗塞 そして閉じ込め症候群


Basilar artery thrombosis during sexual intercourse
2020  1月  ドイツ

脳卒中患者290人の調査では1.7%が性交渉が発症のきっかけだったという。

性交渉中には腹部や胸部の内圧が上昇してバルサルバ法に似た効果が生じ血栓ができる可能性がある。

さらに性交渉中の過呼吸が脳血流を50%低下させるとする報告や、オルガスムの直後には脳血管が収縮し頭痛の原因になるという報告もある。

若い女性が性交渉をきっかけに脳底動脈の血栓で脳梗塞から閉じ込め症候群(locked-in syndrome)になった事例があったそうな。




・37歳女性が性交渉中になんの兆候もなくとつぜん意識不明になり入院した。

・彼女の脳卒中リスク要因として、高血圧、肥満、脂質異常、経口避妊薬の使用があった。

・検査の結果、左の基底核と右の小脳、左の橋に梗塞がみとめられた。

・そして「閉じ込め症候群」状態になった。

性交渉は脳虚血のきっかになりうる。その頻度と脳梗塞リスクとの関連はいまだあきらかになっていない、


というおはなし。

図:


感想:

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