元2020 6月 中国
これまでの研究から、浮遊粒子状物質2.5(PM2.5)への暴露が全身性の炎症をもたらし、視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸を活性化させ、その両方が脳卒中の発生と死亡に関連していることが示されている。
しかし、フィルターで清浄化した空気(FA:filtered air)による介入が全身性の炎症とHPA軸の活性化に影響するものかについては、まだほとんどわかっていないので動物実験してみたそうな。
ネズミをFA群とPM2.5群にわけた。両群ともにPM2.5に6ヶ月間曝露した。
FA群では、PM2.5への暴露6ヶ月間ののちに、PM2.5を完全除去したフィルター清浄化空気に15日間さらした。
血中および脳内の免疫細胞および炎症性バイオマーカーレベルをフローサイトメトリー、ELISA、qRT-PCRで解析した。
HPA軸の活性化を評価するために、血液中のホルモンレベルもELISAで解析した。
次のようになった。
・FA介入は、PM2.5曝露後に減少した血中CD4 T細胞とT細胞の血中割合を増加させた。・ELISAおよびqRT-PCRの結果から,FA介入は末梢血中の炎症性バイオマーカーのレベルを有意に低下させ,大脳皮質,海馬および線条体の神経炎症を緩和した。・FA介入はまた、視床下部と下垂体と副腎の炎症を抑制し、HPA軸ホルモンのレベルを減少させた。