元2020 5月 アメリカ
睡眠時間と脳卒中リスクについてのこれまでの研究では、7-8時間の睡眠を標準として 両者はJ字型の関係をしめすことがわかっている。
しかしこれら研究のおおくは欧米のものである。アジア人の、とくに高齢者についてはよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
中国の健康と退職の縦断的研究(CHARLS)から65歳以上の4785人を抽出して、
夜間の睡眠時間、昼寝時間、トータルの睡眠時間(夜間+昼寝)と脳卒中との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・夜間睡眠時間の異常と脳卒中との関連はみとめられなかった。・トータル睡眠時間が7-8時間にくらべ7時間未満では脳卒中リスクがほぼ2倍高かった。・昼寝の有無と脳卒中との関連はみとめられなかった。
高齢のアジア人では、1日のトータルの睡眠時間が短いと脳卒中リスクがあきらかに高かった。昼寝や夜間の睡眠時間単独との関連は見られなかった、
というおはなし。
感想:
これ↓が気になってしかたがない。
今月のCell誌で、睡眠不足が続くと腸内に活性酸素がたまって酸化ストレスで「死ぬ」と言ってる。
