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2020年7月30日

高齢くも膜下出血の1年後

2020  7月  フィンランド


脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で集中治療をうける高齢者は増加している。

これら患者の長期の回復をくわしくしらべてみたそうな。



2014-2019の3次病院の神経ICUに入院した70歳以上のくも膜下出血患者の記録を対象とした。

発症から12ヶ月後の機能回復の程度を評価した。

GCS(Glasgow Coma Scale)の運動スコアが3-5で自宅退院を回復良好とした。



次のことがわかった。

・117人の患者のうち、82%がクリップかコイル術を受けた。

・12ヶ月後に49%は回復良好で、死亡率は41%だった。

・脳室内出血が予後不良因子だった。

・入院3日後のGCSの運動スコア1-3の患者のうち、12ヶ月後に生存していた者はいなかった。


くも膜下出血でICUに運ばれた高齢者の半数は自宅で生活できるようになった。死亡率は高かったが、重度の障害者は少なかった。入院3日後のGCS運動スコアが死亡率と関係がありそうだった、


というおはなし。
高齢くも膜下出血の12ヶ月後転帰


感想:

くも膜下出血は脳梗塞とことなりFASTの症状がなくほとんどが頭痛だけ。

おおくは単なる頭痛として我慢しているうちに勝手に治る。そのため認定される患者数は少ない。

意識が無くなるなど重症な患者のみが病院へ運ばれるため見かけ上の死亡率は高いが、

すぐに死ななかった者のおおくは完全復活できる。




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