元2020 6月 ベルギー
脳卒中患者の3分の2は上肢機能に障害がのこり、活動に制限が生じていてリハビリテーション上のおおきな課題となっている。
とくに途上国では低コストのリハビリテーションソリューションが求められている。
そこで西アフリカのベナンで、脳卒中後の上肢機能改善のためのセルフリハビリテーションプログラムの有効性を検証してみたそうな。
慢性期の脳卒中患者を対象に、自宅での8週間のセルフリハビリテーションプログラムを実施した。
介入群は28人、なにもしない対照群は31人とした。
介入前後でのABILHAND、FMA、握力、Box and Block test、Wolf Motor Function test、QoLを評価した。
次のようになった。
・プログラムの完遂率は83%だった。・8週間後、セルフリハビリテーショングループは手の機能および握力が有意にすぐれていて、・それぞれの効果量は0.75、0.24だった。・介入直後とそこからさらに8週間後の平均スコアの差はいずれも10%優れていて、・身体的 心理的QoLもまた 有意に高かった。
途上国の脳卒中患者において、セルフリハビリテーションプログラムは、手技能力、握力、生活の質の向上に効果的であった、
というおはなし。
感想:
やる気のあるひとは自分でリハビリすれば効果があがる。
やる気はないけどお金はあるというひとだけ、療法士さんを訪ねればいい。
(ただしコロナのキケン)
