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2020年7月6日

慢性期の上肢セルフリハビリテーションの効果

2020  6月  ベルギー


脳卒中患者の3分の2は上肢機能に障害がのこり、活動に制限が生じていてリハビリテーション上のおおきな課題となっている。

とくに途上国では低コストのリハビリテーションソリューションが求められている。

そこで西アフリカのベナンで、脳卒中後の上肢機能改善のためのセルフリハビリテーションプログラムの有効性を検証してみたそうな。



慢性期の脳卒中患者を対象に、自宅での8週間のセルフリハビリテーションプログラムを実施した。

介入群は28人、なにもしない対照群は31人とした。

介入前後でのABILHAND、FMA、握力、Box and Block test、Wolf Motor Function test、QoLを評価した。



次のようになった。

・プログラムの完遂率は83%だった。

・8週間後、セルフリハビリテーショングループは手の機能および握力が有意にすぐれていて、

・それぞれの効果量は0.75、0.24だった。

・介入直後とそこからさらに8週間後の平均スコアの差はいずれも10%優れていて、

・身体的 心理的QoLもまた 有意に高かった。


途上国の脳卒中患者において、セルフリハビリテーションプログラムは、手技能力、握力、生活の質の向上に効果的であった、


というおはなし。
上肢のリハビリテーション



感想:

やる気のあるひとは自分でリハビリすれば効果があがる。

やる気はないけどお金はあるというひとだけ、療法士さんを訪ねればいい。
(ただしコロナのキケン)





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