元2020 7月 ノルウェー
喫煙がくも膜下出血のリスク因子として明らかになっているいっぽう、喫煙が転帰におよぼす影響についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
2011-2012の脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血患者について、
入院時の喫煙状況をしらべ、1年後の死亡、mRS、GOSとの関連および、
くも膜下の重症度、年齢等をマッチさせた喫煙者と非喫煙者のグループ比較もおこなった。
次のことがわかった。
・患者237人のうち58.2%が現在喫煙者だった。・これら患者から条件のマッチする74組の喫煙-非喫煙ペアができた。・喫煙者は臨床グレードが悪く、出血は少なく、年齢が若かった。・また、破裂脳動脈瘤がおおきく、多発性脳動脈瘤もおおかった。・しかし重度の血管攣縮はすくなかった。他の合併症の率はグループ間で同程度だった。・30日死亡率は喫煙者が低く、機能回復度にはグループ間に差がなかった。・喫煙ステータスは1年後の死亡や機能回復不良の予測因子ではなかった。