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2020年9月6日

脳内出血の10年後死亡率を決めるもの

2020  9月  フランス

脳内出血についての早期の死亡に関連する因子はよくわかっているものの(高齢、重症度、意識レベル、出血量、抗凝固薬、脳室内出血、テント下出血など)、

長期のそれについては報告がすくないので、くわしくしらべてみたそうな。



脳内出血患者560人のうち、発症から30日以上生存した者を10年前後フォローしたところ、



次のことがわかった。

・患者560人のうち304人(54.2%)が30日以上生存し、フォロー対象となった。

・フォロー期間中に176人が死亡して、10年時点での累積生存率は38%であった。

・長期死亡率に独立に関連する因子は、年齢(10年加齢ごとにリスク1.68倍)、男性であること、発症前の要介護状態、入院時の重症度NIHSSスコア、フォロー中の認知症、MRIでの脳萎縮、であった。


併存疾患の既往、入院時の重症度、フォロー中の臨床イベントが長期死亡率と関連していた。MRIで脳萎縮が認められる場合も長期死亡率が高かった、


というおはなし。
脳内出血の長期死亡率



感想:

30日で54%が残って、10年後そのうち38%のみ生存ってことは、全体の20%くらいしか生き残ってないんだな。

オレはその20%にいる。なぜなら↓

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