元2020 9月 スペイン
脳卒中の栄養学的決定因子として、揚げ物(frying)との関連についてはほとんど研究がないのでくわしくしらべてみたそうな。
スペインのEPIC(European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition)研究の、
1992-1996に登録された29-69歳の健康な成人40328人を2017年までフォローしたデータを用いて、
揚げ物の消費量と脳卒中との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・23.5年のフォロー期間中に975件の脳卒中(脳梗塞750、脳出血185)が発生した。・参加者はおもに、揚げ物をする際にオリーブ油またはヒマワリ油を使用していた。・揚げ物消費量のもっとも少ない人と比較して、その量が増えたときの脳卒中発症リスクは、1.05→1.11→1.05→0.91となった。・脳卒中の種類べつにみても有意な差は認められなかった。