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2020年12月25日

脳卒中後の視覚障害 IVISスタディ

2020  12月  イギリス

脳卒中経験者の視覚障害の種類と割合についてくわしくしらべてみたそうな。



IVIS(The Impact of Visual Impairment after Stroke)スタディは多施設の急性脳卒中を対象とした研究で、患者全員に包括的な視覚検査を実施した。



次のようになった。

・1500人の脳卒中入院患者について、生存者1204人の視覚検査が実施された。

・中心視力の低下が529人、視野欠損が308人、眼球運動異常が533人、視覚知覚障害が59人、視覚不注意が315人に認められた。

・視覚障害の種類にかかわらず、半数は視覚的に無症状だった。

・中心視力障害、眼球運動異常、視覚知覚障害の回復程度の70%は数カ月の間に起きていた。


脳卒中がきっかけの新規の中心視力障害、視野欠損、眼球運動異常、視覚不注意はそれぞれ、29.4%、24.8%、39.3%、26.2% に起きていた。視覚障害は脳卒中の重症度の高い者や高齢の患者で起きやすく、視覚障害全体の発生率は60%だった


というおはなし。
脳卒中後の視覚知覚障害


感想:

脳卒中をきっかけに視力が1.5から0.4に落ちたままだったんだけど、さいきんピントをあわせる力の加減がうまくいくときがあって、ちいさな文字の本を読めることがある。




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