元2024 10月 カナダ
脳卒中の後遺症は、身体機能や言語だけでなく、視覚にも大きな影響を与える。
実際、脳卒中経験者の約60%が視覚障害を抱えているとされているが、リハビリ現場で視覚ケアが行われることは少ない。
こうした状況で、眼科医が脳卒中リハビリにどのように貢献できるかをあきらかにするべくわしくしらべてみたそうな。
元2024 10月 カナダ
元2023 2月 インド
元2023 3月 ドイツ
元2023 1月 ノルウェー
元2022 12月 デンマーク
元2021 3月 中国
元
Dry eye in chronic stroke patients with hemiplegia- A cross-sectional study
2020 4月 トルコ
元
"Invisible" visual impairments. A qualitative study of stroke survivors` experience of vision symptoms, health services and impact of visual impairments
2020 4月 ノルウェー
元
High incidence and prevalence of visual problems after acute stroke- An epidemiology study with implications for service delivery
2019 3月 イギリス
・このうち20.2%は退院済みなどの理由で視覚検査ができず、1033人が検査を完遂した。
・フルの視覚検査にようした日数は4日前後だった。
・もともと視覚に問題のあった者を除くと、あらたに視覚異常を示した者は入院時に48%、2週間後には60%だった。
・けっきょく全体の73%がなんらかの視覚の異常を示し、
・内訳はおおい順に、視力低下、眼球運動異常、視野欠損、視覚不注意 で、
・27%の患者の視覚は正常だった。

元
Vision In Stroke cohort: Profile overview of visual impairment
2017 10月 イギリス
・8%は正常で92%に視覚障害が確認できた。
・24%は視力0.5未満、13.5%が視力0.3未満だった。
・斜視が16%、眼球運動障害が68%だった。
・同名半盲など視野欠損が52%あった。
・視覚不注意は15%、4.6%が視知覚障害だった。
・84%が視界不良、読字困難、複視をうったえていた。
・これら視覚障害には めがねの新調、プリズムめがね、タイポスコープ、片目遮蔽などの対応策がとられていた。

元
Corneal Confocal Microscopy Detects Corneal Nerve Damage in Patients Admitted With Acute Ischemic Stroke
2017 10月 カタール
・脳梗塞患者で角膜神経の繊維密度、枝密度、長さがあきらかに低下していた。
・角膜神経の各計測値は、HbA1cや中性脂肪と関連していた。
・しかし脳卒中のリスク要因とのあきらかな関連は確認できなかった。
元
Stroke survivors’ views and experiences on impact of visual impairment
2017 8月 イギリス
・内容は5つのテーマ(診断、症状、日常生活、適応、情報 )に分類できた。
・視覚障害があっても脳卒中が原因だとはすぐに気づかずに別の原因を探していた。
・おおくの患者は視覚の問題に対してなんの評価も治療も受けていなかった。
・視覚障害は視野の欠損、複視、視力の低下などを含んでいた。
・視覚の問題は自信の低下、他者への負担、衝突や事故、転倒への恐怖につながっていた。
・独自の工夫(虫眼鏡、おおきく印刷、照明を強く、白杖を持つ)で適応していた。
・視覚問題についてのサポートや情報が明らかに不足していた。

元
Sudden Vision Loss and Mortality: The Jackson Heart Study.
2016 8月 アメリカ
・視力低下があると脳卒中 心筋梗塞リスクが2倍で、
・死亡率は1.7倍になった。
・糖尿病、コレステロール、喫煙、高血圧、収入などを考慮に入れると関連は弱まった。

元
Transient monocular blindness and the risk of vascular complications according to subtype: a prospective cohort study.
2016 6月 オランダ
・この間に死亡、脳卒中、心筋梗塞、網膜梗塞を起こした患者は60名で、年間4.4%の発症率だった。
・TMBの症状の種類は、のちに起きる血管合併症との関連が強かった。リスクの高い順に、視野の周辺部分のみ、視野が狭窄してゆくもの、幕が下りてくるものや 上がってゆくもの、何度も起きるものがあった。
・このTMB症状なら安全というものは見つからなかった。

元
Association between eye position on brain scan and hospital mortality in acute intracerebral hemorrhage.
2016 1月 オランダ
・共同偏視が30.4%、斜視が13.9%にみられ、55.7%は偏りなしだった。
・共同偏視の81.3%は出血した脳半球側を向いていた。
・斜視患者の死亡リスクは高かった。


元
Vision problems in ischaemic stroke patients: effects on life quality and disability.
2015 11月 ノルウェー
・328人から回答があった。
・そのうち25.4%に視覚問題があった。
・内訳は、18.9%が読書やテレビを観るのが困難で、4.9%はそれがさらに重度、
・1.2%は読書やテレビは無理だけど介助なしの歩行は可能、
・0.6%がほぼ盲目 だった。
・視覚問題がある者は、高齢で、生活自立度や生活の質 が低くかった。
・うつや疲労度スコアも高かった。
元
Review of experience with a collaborative eye care clinic in inpatient stroke rehabilitation.
2015 6月 アメリカ
・作業療法士が選んだ患者すべてで 検眼医により1つ以上の視覚障害が確認された。
・衝動性眼球運動、追従眼球運動、輻輳運動に関する診断が7-8割を占めていた。
・作業療法士が見た症状の数と検眼医のそれはけっこう近かった。
元
Prevalence of visual problems among stroke survivors in Hong Kong Chinese.
2014 8月 香港
・53.1%が眼球運動に、
・11.5%が両目の焦点を合わせる能力に、
・11.5%が視野に、
・29.8%が視力に 問題があった。
・一方、これらの問題に気づいていた患者はわずかだった。