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2020年12月26日

Neurology誌:遠隔虚血ポストコンディショニングの実績

2020  12月  中国


遠隔虚血ポストコンディショニング(remote ischemic postconditioning:RIPC)はターゲットとする臓器から離れた部位を一時的に虚血にすることで、たとえば脳卒中後の脳ダメージを抑える効果が期待できる。

これまで脳卒中への臨床応用として、血栓溶解治療後の1セッションのみのRIPC報告はあった。しかしRIPCを繰り返し適用した研究はまだなかったので実験してみたそうな。



血栓溶解治療をおこなった急性脳梗塞患者を対象にしたランダム化比較試験。

血栓溶解治療後3時間以内に、RIPCセッションを開始した

RIPCは、両腕をカフで180mmHgの圧で5分間締め、3分間開放する、
これを5回繰り返して1セッションとし、

1日2セッションx入院中毎日おこなった。



次のようになった。

・RIPC群34名と対照群34名からデータ収集した。平均入院期間は11.2日だった。

・入院時の重症度と治療開始までの時間に両群で差はなかった。

・3ヶ月後、mRS0-1の回復良好者の割合は、71.9% vs. 50.0% でRIPC群があきらかに高かった。

・また、脳の炎症を反映する血中のS100-βが有意に低く、血管内皮細胞増殖因子は有意に高かった。


血栓溶解治療後に遠隔虚血ポストコンディショニングを繰り返すことで、急性脳梗塞患者の神経機能の回復と臨床予後の改善が可能である、


というおはなし。
遠隔虚血ポストコンディショニングのmRS


感想:

ようやくまともな実績がでた。











むつかしい装置がなくてもハンドグリップ握るだけで同様の効果を得られる。

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