元2020 12月 日本
主なタンパク源である食肉の日本人1人あたりの年間摂取量はアメリカと比較して 123kg vs. 46kg でおよそ3分の1である。
1970→2006年に日本人の動物性タンパク質や脂肪の摂取量は2倍になった。
食肉摂取量がふえると脳卒中や心臓病などの心血管疾患やがんになる危険性が高まるとする報告がおおくあるが、
日本人についてはよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
45-74歳の日本人87507人を平均14.0年間フォローして、食肉の摂取量と死亡リスクとの関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・食肉摂取量のもっともおおい群の男性の総死亡リスクは有意に高かった。・女性では食肉をもっともおおく摂る群は、ほとんど摂らない群にくらべ脳卒中死亡リスクがあきらかに低かった(0.7倍)。・とくに、赤肉(牛や豚)をおおく摂ると男性は総死亡リスクと心臓病死亡リスクが高くなるいっぽう、女性での関連はみられなかった。・鶏肉をおおく摂る男性のがん死亡リスクは低かった。
食肉のトータル量および赤肉をおおく摂ることは男性では総死亡リスクと心臓病死亡リスクの増加と関連していたが、女性では食肉をおおく摂ることが脳卒中死亡リスクの低下と関連していた、
というおはなし。
感想:
鶏肉だったらなんの問題もおきないみたいだな。
