元2020 12月 イギリス
ベジタリアン（菜食主義）などの食生活タイプ別に、心血管疾患（脳卒中、心筋梗塞など）の発生 死亡リスクをUKバイオバンクのデータをもちいてくらべてみたそうな。
参加者422791人の記録を対象とした。
食事調査データから、食生活を次の4種類にわけた。
ベジタリアン（チーズ、ミルクを摂る ラクト・オボ・ベジタリアン）
フィッシュイーター（チーズ、ミルク、魚を摂り、鶏肉や牛豚など赤肉は食べない）
フィッシュ鶏イーター（チーズ、ミルク、魚、鶏肉を摂り、赤肉は食べない）
ミートイーター（チーズ、ミルク、魚、鶏肉、赤肉を食べる）
彼らの心血管疾患の発生、死亡との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・ミートイーターが全体の94.7％をしめていて、彼らは肥満である可能性が高かった。・8.5年前後のフォローの結果、ミートイーターにくらべてフィッシュイーターの心血管疾患リスク(HR 0.93)は低く、・とくに脳卒中のリスク（HR 0.79）が低かった。・ベジタリアンはミートイーターよりも心血管疾患リスク（HR 0.91）が低かった。・また、フィッシュ鶏イーターと心血管疾患リスクとのあきらかな関連は認められなかった。・食生活タイプと心血管疾患死亡リスクとの関連もみられなかった。
赤肉や鶏肉を食べず、おもに魚を摂る食生活は脳卒中などの心血管疾患リスクの低下と関連していた。ベジタリアンは心血管疾患リスクの低下にのみ関連がみられた、
というおはなし。
感想：
ベジタリアンはポテトチップスをやたら食べるので良い効果を相殺してしまっているという。
だからフィッシュイーターが最強。