元2021 1月 ドイツ
糖尿病は脳梗塞や脳出血のリスクをおおきく高める因子であるとされている。
しかし血糖降下薬をもちいた大規模研究では脳卒中リスクは減少しなかった。
そこで、糖尿病と脳卒中との因果関係を探るべく、メンデルランダム化解析をこころみたそうな。
ゲノムワイド研究の糖尿病74124例と対照群824006例から、ヘモグロビンA1c、空腹時血糖、インスリン抵抗性、β細胞機能障害に関連する遺伝的変数(SNPs)を抽出した。
そして、脳梗塞60341例、脳内出血1545例および脳梗塞の各種類との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・糖尿病とヘモグロビンA1c高値に関連の強い遺伝的変数は、脳梗塞、主幹動脈脳卒中、小血管脳卒中と関連があった。・同様の関連は、頸動脈のアテローム性動脈硬化、白質病変、脳萎縮にも認められた。・さらに、インスリン抵抗性に関連の強い遺伝的変数は、主幹動脈脳卒中、小血管脳卒中と関連し、・β細胞機能障害では小血管脳卒中、脳内出血、灰白質および全脳体積の減少と関連していた。
糖尿病や高血糖は主幹動脈や小血管の脳卒中と因果関係にあると考えられた、
というおはなし。
感想:
糖尿病って空腹時血糖とヘモグロビンA1cで診断されるから、ほんの数ヶ月間糖質制限食するだけでかんたんに検査の網からすり抜けられる。
それでもひっかかるような人が危ないんだろうね。