元2021 1月 スペイン
新型コロナウイルス疾患COVID-19は弱いながらもあきらかに脳卒中のリスクであり、その病因はしばしば潜因性(cryptogenic 原因不明)である。
そこでCOVID-19の大規模多国籍間研究で潜因性脳卒中の予測因子、転帰、死亡率についてくわしくしらべてみたそうな。
4カ国(3/1/20-6/16/20)31病院の18歳以上の急性脳梗塞かつCOVID-19が確認された患者を対象とした。
次のようになった。
・検査でCOVID-19が確認された14483人のうち、156人(1.1%)が急性脳梗塞と診断された。39.4%が女性、61.5%が60-79歳だった。・もっとも多かった脳梗塞の病因は潜因性タイプ42.6%で、白血球数、C反応性タンパク質、Dダイマー値が有意に高かった。・この潜因性タイプの院内死亡率のオッズ比は、他のタイプのものよりも5倍高かった。
