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2021年3月14日

Stroke誌:1年後6000歩を超える患者の見分け方

2021  3月  アメリカ


ウォーキングは脳卒中後の持久力と地域参加を向上させる。
日本の研究では、1日の歩数が6000歩以上で再発リスクが低下するという。

1日の歩数が少なくなりがちな者を発見できれば早期の介入も可能である。

そこで、脳卒中後2ヶ月の時点でどの因子が1年後の歩数を予測できるのか、1年後に6000歩以上を達成できるのは2ヶ月時点でどの程度の歩数であるのか、をくわしくしらべてみたそうな。



"Locomotor Experience Applied Post Stroke"研究のデータを使用した。

脳卒中後2ヶ月時点で歩行速度が0.80m/秒未満の者について、

2ヶ月後と1年後の1日あたりの歩数と、他の因子との関連を解析した。



次のことがわかった。

・平均年齢63、参加者206人のデータを対象とした。1年後6000歩未満149人、6000歩以上57人だった。

・2ヶ月時点での1日の歩数および Berg Balance Scaleスコアによるモデルで、1年後の歩数変動の38%が説明できた。

・ROCカーブ解析により、2ヶ月時点で1632歩以上の歩数を記録した者は1年後に日々6000歩以上になる可能性が高かった。


脳卒中後2ヶ月時点で1日1600歩以上の患者は1年後に6000歩を超えると考えられた、


というおはなし。
2ヶ月後と1年後の歩数



感想:

上のグラフみると、右の低い位置にも点があって、2ヶ月後は異常に歩くのに1年後あんまり…みたいなひとがいる。

自分が歩こうと思えば歩けることがわかったあとは、日々たくさん歩くことに意義を感じなくなる自分みたいな人もいるってことなんだな。



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