元2021 3月 日本
がん患者での脳卒中リスクの上昇が報告されている。しかし大規模な調査はすくないので日本人でくわしくしらべてみたそうな。
40-69歳の日本人140420人について、
がんの有無で分類し 他の条件をマッチさせた。
がんの診断から脳卒中の発生までをフォローした。
次のようになった。
・がんと診断された10136人と、がんのない64394人の計74530人を対象とした。・7年ほどのフォロー期間中に2242件の脳卒中があった。・すべてのがんおよび胃がん、大腸がん、肺がんと、のちの脳卒中、脳梗塞、脳内出血とのあいだに有意な関連は認められなかった。・しかし がん診断後の1-3ヶ月間に限定すると、脳卒中リスク2.24倍 および脳梗塞リスク2.62倍の上昇がみられた。
日本人の住民ベースの大規模調査では、全フォロー期間において、がんの有無と脳卒中との間に関連は認められなかった。しかしがんの活動期ではリスク上昇がみられた、
というおはなし。
感想:
脳卒中-がん問題では、
こんかいのような「がんのあとに脳卒中」のばあいと、「脳卒中のあとにがんが見つかる」の2パターンがある。
前者はがん治療が原因の可能性がある。
