2021 3月 イタリア
新型コロナウイルス疾患(COVID-19)は現在進行中のパンデミックである。
これまでの研究ではCOVID-19患者には血栓塞栓症リスクの上昇が報告されている。
そこで、COVID-19の脳梗塞患者の臨床的 病因的特徴をくわしくしらべてみたそうな。
関係する研究論文を厳選してシステマチックレビューをおこなった。
次のことがわかった。
・COVID-19から脳梗塞になった93人の患者を含む14の論文を対象とした。・年齢中央値は65、67%が男性だった。・脳卒中は感染診断から6日後に発症し、NIHSSは19で重症に相当した。・脳梗塞の病因は、潜因性(原因不明)が51.8%でもっともおおく、ついで心原性が26.5%だった。・脳梗塞の臨床的重症度は、COVID-19の重症度と有意に関連していた。
COVID-19からの脳梗塞は重篤で、比較的若い者におおく、おもな病因は潜因性と心原性だった、
というおはなし。
感想:
自治体からコロナワクチンの接種案内がとどき始めた。
医療を生業とするひとは必ず接種を受けていただきたいものだ。
大橋眞↓徳島大学名誉教授の昨日のYoutube