元2021 5月 アメリカ
大麻の使用は脳卒中のリスク因子として報告されている。
そこで、大麻使用者の脳卒中の有病率と転帰についてあきらかにするべくシステマチックレビューをこころみたそうな。
2020年1月までの関係する研究をPRISMA基準で選別し、データを抽出、評価した。
次のことがわかった。
・大麻使用者を含む3185560人、17件の研究を対象とした。・大麻使用者の1.1%が脳卒中を経験したのに対し、非使用者の脳卒中率は0.8%だった。・大麻使用者の年齢中央値は26.2、57.8%が男性だった。・脳卒中の種類では脳梗塞がもっともおおく次いで脳出血だった。・脳卒中経験の大麻使用者の85.1%は生存し、mRS 0-3に相当する良好な転帰を示した。・血管攣縮やけいれん発作を含む研究はほとんどなかった。
