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2021年7月20日

一過性全健忘が脳梗塞の割合

2021  7月  ドイツ


一過性全健忘(Transient Global Amnesia)は、前向性の健忘が突然発症して24時間以内に消失する神経疾患である。

一過性全健忘のメカニズムは完全にはわかっていないので、海馬での脳梗塞の有無との関連をくわしくしらべてみたそうな。



2010-2017の一過性全健忘で、発症から72時間以内の急性梗塞を検出できる高解像度の拡散強調MRI画像のあるすべての患者の記録を解析した。



次のことがわかった。

・126例が対象となった。

・53%の患者が海馬のCA1領域に1つ以上の急性梗塞を認めた。

・他の皮質領域にも急性の梗塞を認めた患者は11%いた。

・海馬以外にも急性梗塞を認めた患者はすべて、一過性全健忘に典型的な神経症状を呈していた。


一過性全健忘の半数以上の患者で、MRIにより急性の梗塞域が認められた、


というおはなし。
DWI TGA


感想:

一過性全健忘?聞いたことないな、、、と思っていたら一つあった↓。


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