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2021年7月7日

降圧薬で128mmHg以下にするとボケが進む

2015  4月  イタリア


軽度認知障害(MCI)は認知症の前段階と考えられ、65歳以上の25%に見られる。

降圧薬による積極的な高血圧治療と認知症リスクとの関連はいまだよくわかっていないので、MCIとの関連もふくめてくわしくしらべてみたそうな。



2009-2012の2施設での認知症およびMCI患者について、認知機能(MMSEスコア)の変化を9ヶ月前後フォローして、収縮期血圧および降圧薬使用の有無との関連を解析した。



次のことがわかった。

・平均年齢79、MMSEスコア22.1の患者172人を対象とした。

・彼らのうち、68%が認知症、32%がMCIであり、69.8%が降圧薬治療を受けていた。

・収縮期血圧が128mmHg以下の患者は、それ以上の患者にくらべて、MMSEスコアのフォロー後の変化(悪化)がおおきかった。

・この関連は、降圧薬治療を受けていた患者でのみ有意だった。

・年齢や血管疾患など複数の因子を考慮にいれても、降圧薬治療による低い収縮期血圧は認知機能の低下と独立に関連していた。

・血圧の測定場所とMMSEスコア変化との関連はなかった。


高齢者への積極的な降圧薬治療は、弱った認知機能のさらなる悪化とあきらかに関連していた、


というおはなし。
血圧と認知機能の悪化


感想:

そんな気がしたんで2015年の1月1日をもって、降圧薬は勝手にきっぱりとやめたよ。



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