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2021年7月5日

認知症の病因に占める脳卒中の割合

2021  6月  スイス


人口増加にともない認知症患者数も増えている。しかし認知症治療の進展はみられない。

認知症の剖検調査では、神経炎、神経斑、アルツハイマー病などの神経原線維変化、小血管障害などが主な病因として指摘されている。

しかし、他の臨床疾患、たとえば脳卒中やパーキンソン病、などが病因となる認知症の割合についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。



脳卒中、パーキンソン病、ダウン症、外傷性脳損傷、に起因する認知症の世界全体での割合を、文献調査により推定した。



次のようになった。

・脳卒中、パーキンソン病、ダウン症、外傷性脳損傷、の各疾患がある場合の認知症の相対リスクは年齢とともに低下した。

・相対リスクがもっとも高いのはダウン症で、次いでパーキンソン病、脳卒中、外傷性脳損傷の順だった。

・これら疾患のうち有病率は脳卒中が高いため、認知症に対する人口寄与割合も脳卒中がもっとも高かった。

・脳卒中、パーキンソン病、ダウン症、外傷性脳損傷、を合わせると、これらの病因が世界の認知症の10.0%を占めていた。


世界の認知症の10%は、脳卒中、パーキンソン病、ダウン症、外傷性脳損傷が原因で起きていた。それらのうち、脳卒中による認知症がもっともおおかった、


というおはなし。
認知症に占める脳卒中

感想:

3大認知症として、アルツハイマー病、レビー小体認知症、血管性認知症、がほとんどを占めると言われていて、

それら以外に、こんかいの脳卒中やらが含まれるってこと。(上のグラフ)


さいきんこういう論文↓がでてきて、認知症に関心がある。

ネイチャーニューロサイエンス誌によると、コロナウイルスのスパイクタンパク質は血液脳関門を通過して脳の中に入り込むという。

さらに、コロナワクチンでも生成されるスパイクタンパク質が狂牛病のプリオンと同様の働きをする可能性が指摘されている。

もしそうなら、近い将来にワクチン接種者の脳がスカスカになって、筋萎縮性側索硬化症(ALS)やアルツハイマー病の症状を示すようになるかも、、、

と書いてある。

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