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2021年8月26日

減量すると日常生活動作は改善しない

2021  8月  日本


過体重および肥満の脳卒中患者において、入院中の減量が日常生活動作(ADL)の改善に影響するものかどうかは未だよくわかっていない。

そこで、入院中の減量によるボディマス指数BMI、除脂肪量(fat-free mass)、脂肪量(fat mass)の変化とADLとの関連をくわしくしらべてみたそうな。



脳卒中でリハビリ入院中の過体重または肥満の患者556人について、入院中にBMIが減少した群と減少しなかった群に分けて、

機能的自立度FIMの運動効率との関連を比較した。



次のことがわかった。

・70.3%の患者でBMIが減少した。29.7%は減少しなかった。

・FIMの運動効率は、BMI非減少群で有意に高かった。

・除脂肪量および脂肪量は、BMI減少群では退院までに有意に減少したが、BMI非減少群ではあきらかな差はなかった。

・BMIの維持が脳卒中リハビリ患者のADL改善に関連していた。


太った脳卒中リハビリ患者に減量をしいても日常生活動作は改善しない、


というおはなし。
体重計


感想:

もともと痩せ身のじぶんですら、入院中に体重が3キロ近く減った。

脳の回復と筋力の衰えを補うためにタンパク質とカロリーがたっぷりほしいところなのに、懲罰的なまでに食事が少なかった。

減量させて見た目が健康そうになっても、退院するとすぐに元通りかもっと太るんよ↓。



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