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2021年8月25日

nature.com:くも膜下出血を判別 オタワルールとは

2021  8月  日本


救急外来受診者のうち、急性の頭痛を訴える患者は1%を占める。
くも膜下出血が占める割合はそのうちのさらに0.7-2%にすぎない。

頭痛患者のうちのほとんど~99%を占めるくも膜下出血でないケースの早期鑑別は、検査コストの観点から重要である。

急性頭痛患者に対して、くも膜下出血の可能性を除外するための臨床判断として、オタワSAHルール(Ottawa SAH rule)がある。

これは、(1)年齢が40歳以上、(2)頸部の痛みやこわばり、(3)目撃された意識消失、(4)労作時に発症、(5)雷鳴のような頭痛(瞬時にピークに達する痛み)、(6)診察時の頸部屈曲制限、の6項目からなり、

これら「すべてに当てはまらない」場合は、くも膜下出血の可能性がほとんどないと考えられる。(逆に、1つでもあてはまればくも膜下出血の可能性がある。)

しかし、オタワSAHルールは別に設けてある適用基準が厳しいため、日本ではこれを洗練させた オタワ様ルール(Ottawa-like rule)が使用されることがある。
これらルールの感度をくわしくしらべてみたそうな。



2009-2019に沖縄の3次病院の救急外来を受診し、くも膜下出血で入院した280人の患者記録をつかって、各ルールの感度評価をおこなった。

Ottawa-like ruleは、40歳以上、首の痛みやこわばり、意識レベルの変化、労作時の発症、の4項目のみで判定する。



次のようになった。

・オタワSAHルールの適用基準では280人のうち56人(20%)のみが基準をみたし、その56人すべてでどれか1つ以上の項目が当てはまり、感度100%であった。

・いっぽうOttawa-like ruleでは126人(45%)が適用基準を満たし、125人で1つ以上の項目が当てはまり、感度99.2%であった。


オタワSAHルールは、くも膜下出血と診断された日本人において 100%の感度をしめした。しかしOttawa-like ruleは適用できる患者は倍以上だったが、くも膜下出血を見落とす可能性が4%ほどあることがわかった、


というおはなし。
急性頭痛

感想:

オタワルール知らなかった。

それよりも、救急外来患者のうちくも膜下出血が、1%x1%だから1万人に1人くらいしかいないってとこが新鮮だった。

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