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2021年9月27日

脳卒中リハビリに最適な時期があきらかに

2021  9月  アメリカ


動物実験では、脳卒中後に運動トレーニングの効果がでやすい特定の時期があることがわかっている。

このようなリハビリテーションに対して敏感な時期が、人間についても存在しうるものか よくわかっていないので ランダム化比較試験(CPASS)をやってみたそうな。



脳卒中患者72人について、

急性期群(30日以内) 16人、
亜急性期群(2-3ヶ月) 17人、
慢性期群 (6ヶ月以上)19人、
対照群(通常のリハビリのみ)20人、に分けて、

通常の運動リハビリテーションに加えて1回30分-3時間、計20時間の集中的な課題指向型訓練をおこなった。

1年後にアクションリサーチアームテスト(ARAT)で上肢機能を評価した。



次のことがわかった。

・通常リハビリのみの対照群に比べて、亜急性期群のARATスコアはあきらかに改善していた。

・急性期群では小さいながらも有意な改善が見られた。

・慢性期群では有意な改善は見られなかった。


脳卒中後の運動リハビリテーションは、2-3ヶ月の間がもっとも効果的だった、


というおはなし。
急性期 亜急性期のARATスコア



感想:

亜急性期なら課題指向型訓練でも効果がでるんだな。





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