元2021 11月 中国
脳内出血の予後と脂質との関係についてはいまだ議論がある。
そこで、低密度リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値と転帰との関連を脂質低下治療をおこなっている脳内出血患者についてくわしくしらべてみたそうな。
2015-2019年の脳内出血患者73098人について、
LDL-C値を、
<1.4mmol/L、
1.4~1.8mmol/L、
1.8~2.6mmol/L、
>2.6mmol/L、
でグループ分けした。
血腫拡大または院内死亡との関連を解析した。
次のことがわかった。
・8.7%の患者が血腫拡大または院内死亡に該当し、彼らの平均LDL-C値は2.9mmol/L(112mg/dL相当)だった。・LDL-C値が1.4mmol/L(54mg/dL相当)未満の患者はもっとも高いグループにくらべて転帰悪化リスクが36%高かった。・アテローム性動脈硬化症を併発している脳内出血患者については、スタチンによる脂質降下治療が中止された。
LDLコレステロール値が低い脳内出血患者では、血腫が拡大し死亡するリスクがあきらかに高かった。LDLコレステロール値を下げすぎてはいけない、
というおはなし。
感想:
脂を摂らないといかんのよ。じぶんみないなヤセは。
