元2021 11月 韓国
脳卒中経験者の日常生活での転倒恐怖心（fear of falling）と身体と不安やうつとの関係をくわしくしらべてみたそうな。
リハビリテーション病院の脳卒中患者127人にアンケートして、
転倒恐怖心、不安、うつを評価した。
さらに下肢機能、筋力、バランス能力などを測定した。
次のことがわかった。
・女性は男性にくらべて屋外での転倒恐怖心が強かった。・うつの程度と転倒恐怖心に正の相関がみられた。・年齢、性別、メンタル機能を調整すると、下肢筋力のみが転倒恐怖心の予測因子になった。
脳卒中経験者の下肢筋力の低下を防ぎ、屋外活動における自己効力感を改善するサポートが転倒恐怖心を軽減できると考えられる、
というおはなし。
感想：
転倒恐怖心があるから慎重になり転倒しない。
下肢筋力の低下は萎縮したメンタルが測定に及ぼした見かけ上の結果であり、筋トレが必要なわけではない。