元2021 12月 韓国
高密度リポタンパク(HDL)コレステロールと脳卒中など心血管疾患死亡率との関連から、最適値の範囲をあきらかにしてみたそうな。
2009-2010年に健康診断をうけた15859501人を2018年までフォローした。
次のようになった。
・この間に108123人が心血管疾患で死亡した。・HDLコレステロールと心血管疾患死亡率はU字型カーブの関連にあった。・死亡率が低くなる最適値範囲は50-79mg/dLと考えられ、年齢層ごとに異なり、・45歳未満、45-64歳、65-99歳では最適値範囲はそれぞれ40-69、50-79、60-89mg/dLだった。・HDLコレステロールが高い領域では死亡率と正の相関を示し、・心臓突然死、心不全、脳内出血の順に関連が強かった。・年齢層別では18-44歳がもっとも死亡率が高かった。
HDLコレステロールは高値だと心血管疾患死亡率が高く、心臓突然死や心不全、脳内出血と関連が強かった。とくに若年者は高値であることの悪影響がおおきかった、
というおはなし。
感想:
脂質は低すぎるのは論外として、善玉といえどおおすぎてもいけない、ってこと。