元2022 1月 イギリス
脳卒中後の認知機能上の問題は患者にとって重大な関心事である。
脳卒中後認知症の主な危険因子は、再発、低学歴、高齢、糖尿病、心房細動、脳萎縮などが知られている。
しかし、脳卒中を発症したばかりの人に認知症のリスクについて伝えることは精神的苦痛をもたらす可能性があるので、
医療従事者の見解をくわしくしらべてみたそうな。
イギリスで脳卒中ケアに携わる医療従事者を対象に、メーリングリストを使ってアンケートをおこなった。
次のことがわかった。
・60名の医療従事者が回答した。・彼らは、脳卒中後の認知症に関するおもな危険因子を認識していた。・回答者の57%は、脳卒中患者の認知症リスクが高い場合は本人が知っておいたほうが良いと考え、・75%が介護者には伝えるべきと考えていた。・しかし、89%は担当した患者と認知症についてまったく話し合ったことがなかったと回答した。・77%の回答者は、認知症リスクについては脳卒中後1-6ヶ月以内に患者と話し合うべきと考えていた。
医療従事者のおおくは、脳卒中後の認知症リスクについて患者と話し合うべきと考えていたが、それを実行した者はほとんどいなかった、
というおはなし。
感想:
他人の認知症を心配するひとは、じぶんの認知機能にこそ異常がある可能性について考えたことがあるだろうか、、、
たとえば治験の済んでいない薬剤の注射を、妊婦やこどもにまで勧める医療従事者の認知機能が心配で心配でしかたがない私がいる。