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2022年3月26日

降圧薬使用者の脳内出血は死亡率低い

2022  3月  中国


脳内出血は死亡率が高く、脳卒中関連死の50%を占めるという。

高血圧は脳内出血のおもな危険因子であるが、脳内出血発症後の集中的な降圧治療による死亡率改善効果は確認できていない。

そこで、脳内出血発症前の降圧薬治療と死亡率との関連についてくわしくしらべてみたそうな。



31施設の2018-2020年のすべての脳内出血患者3460人のうち、
高血圧と診断されたことのある2140人(61.8%)の記録を解析対象とした。



次のことがわかった。

・高血圧歴のある者のうち、27.4%のみが発症時すでに降圧薬治療を受けており、それは入院時の収縮期血圧および拡張期血圧の低下、血腫量の減少、3ヶ月後の死亡率低下と関連していた。

・年齢、性別、血圧で調整すると退院時、30日、90日死亡率の低下とも有意に関連していた。

・しかし血腫量を考慮に入れると群間の死亡率に有意な差はなかった。


脳内出血の発症前から降圧薬を飲んでいた患者は死亡率が低かった。血腫体積が少なくなるからと考えられる、


というおはなし。
高血圧


感想:

期待通りの結論なんだけど、

高血圧とわかっていて脳内出血になった患者の4人に1人程度しか降圧薬をつかってなかった、ってとこが新鮮。

仲間がいっぱいいた。

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