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2022年5月19日

脳卒中の多剤併用率と不適切処方率

2022  5月  日本


リハビリテーション医療におけるポリファーマシー(多剤併用問題)と潜在的不適切処方(PIMs:potentially inappropriate medications)についてのエビデンスは乏しいので、

脳卒中患者についてくわしくしらべてみたそうな。



リハビリ入院の高齢脳卒中患者849人の記録を対象とした。

ポリファーマシーは6種類以上の薬剤と定義し、PIMsは ビアーズ基準で判断した。



次のことがわかった。

・最終的に、平均年齢78、361人の患者が解析対象になった。

・入院時、退院時のポリファーマシー率はそれぞれ 43.8%、62.9%で、

・PIMs率は 64.8%、65.4%だった。

・もっとも頻繁に処方されたPIMsは、抗精神病薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬、プロトンポンプ阻害剤だった。

・ポリファーマシーは機能的自立度FIMの運動と認知、およびエネルギー摂取量、自宅退院と負の相関があった。


脳卒中リハビリテーションを受ける高齢患者には多剤併用問題と不適切処方がよく見られた、


というおはなし。
多剤併用と不適切処方の図


感想:


よく耳にする薬がいくつも載っている。

薬屋さんからの批判がかなり強かったみたいで、オリジナルのリストが抹消されていてみつからない。



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