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2022年5月9日

脳卒中後アパシーと梗塞の位置

2022  5月  オーストラリア


アパシーは目標解決型の行動にたいして、始められない、計画が立てられない、やる気が起きない、など多面的症状を示す。

脳卒中患者のおよそ30%がアパシーを経験するとされ、リハビリ転帰の悪化、介護者の負担増をもたらすと考えられている。

しかし、脳卒中後のアパシーの多面的症状が神経解剖学的な関連を示すものかはほとんど知られていないので、くわしくしらべてみたそうな。



65人の急性脳卒中患者について、神経心理課題検査をおこなった。



次のことがわかった。

・Dimensional Apathy Scale による評価で12人がアパシーと判定された。

・彼らには抑制および展望記憶の障害がおおくみられた。

・脳損傷はおもに右の皮質下領域に存在していた。

・言葉の流暢さとアパシーとの関連はみられなかった。

・各アパシー症状と病変位置にあきらかな対応は認められなかった。


脳卒中後のアパシー患者の病変のおおくは右脳の皮質下にみられた、


というおはなし。
無気力の図


感想:

右脳出血で無気力の自覚があるので関心をもった。

アパシーが右脳におおいの記事は11年前に1つだけあった↓。



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