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2022年6月6日

脳卒中発症時の栄養状態と転帰

2022  5月  イギリス


脳卒中発症時の栄養不良がその転帰に与える影響についてはよくわかっておらず、対策もない。

そこで、これまでのエビデンスのメタアナリシスをこころみたそうな。



2021年7月までの関係する論文を厳選してデータを統合 再解析した。

栄養状態は、身体測定値および生化学測定値を総合して評価する

Subjective Global Assessment (SGA)および
Malnutrition Universal Screening Tool (MUST)
を使用した。



次のことがわかった。

・156249人を含む26の研究が対象となった。

・標準体重に比べて、低体重の長期死亡リスクは1.65倍、過体重、肥満の患者では0.80倍だった。

・正常血清アルブミンに比べ、高血清アルブミンでは死亡リスクは0.29倍、低血清アルブミンではリスク3.46倍だった。

・SGAおよびMUST評価での栄養不良は、全死亡リスク2.38倍、機能転帰不良リスク2.21倍だった。


脳卒中発症時に栄養状態がよくないと、死亡しやすく機能回復もわるい、


というおはなし。
栄養良好の図

感想:

たんぱく質をしっかり摂って、すこし太っているくらいが脳卒中耐性が高いってこと。

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