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2022年7月10日

くも膜下出血の死因は「手術」だった

2022  6月  アメリカ


くも膜下出血後の再出血を防ぐためには、破裂動脈瘤の迅速な修復が不可欠であると考えられている。

そこで、動脈瘤の修復手術までの時間および病院の種類、手術の方法と死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。



フロリダ州のデータベースから抽出した動脈瘤性くも膜下出血患者387人の記録について、

治療病院のレベルおよび修復手術の種類と院内死亡率との関連を解析した。



次のことがわかった。

・コイリング患者はクリッピング患者よりも入院後24時間以内に修復手術を受ける可能性が高かった。

・認定包括的脳卒中センターで手術を受けた患者は、重症度や併存疾患を考慮に入れても、一次脳卒中センターで手術を受けた患者よりも亡くなる可能性が 72%低かった。

・動脈瘤の修復手術までの時間は院内死亡率と有意な関連はなく、これは病院の種類や患者の特徴によらなかった。


高度医療を提供する認定包括的脳卒中センターでの動脈瘤手術は一次病院にくらべて院内死亡率があきらかに低かった。また動脈瘤修復手術までの時間は院内死亡率になんの影響も与えなかった、


というおはなし。
患者の図


感想:

はっきりしたね。

クリップやコイルを早くはめることに効果はなく、やってる感をだすための「儀式」にすぎない。

しかも経験のすくない病院で手術されるとそれ自体が原因で死亡する。



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