元2022 7月 日本
抗精神病薬の使用はリハビリテーション中の日常生活動作に影響するとの報告がある。
しかし高齢で筋肉量が減少したサルコペニアの脳卒中患者への影響についてはわかっていないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。
2015-2020年、脳卒中後にリハビリテーション入院したサルコペニアの高齢患者記録について、
抗精神病薬の使用の有無と退院時の骨格筋量指数および握力との関連を解析した。
次のようになった。
・入院した脳卒中患者619人のうち196人が入院時にサルコペニアであり、解析対象となった。・彼らの握力の中央値は12.5kgであり、骨格筋量指数は5.1kg/m2だった。・入院から最初の4週間での抗精神病薬の使用は、退院時の握力と負の相関があったが、・退院時の筋肉量との有意な関連は認められなかった。
