元2022 7月 中国
乳製品には飽和脂肪酸がおおくふくまれ、LDLコレステロール値を高める。
しかし、チーズの摂取と脳卒中など心血管疾患との関連については逆の相関を示す報告も少なからず存在する。
そこで、因果関係を評価するべくメンデルランダム化解析をこころみたそうな。
ゲノムワイド研究からチーズ摂取に関連する一塩基多型を厳選して、
UKバイオバンクから心血管疾患との関連を解析した。
次のことがわかった。
・65の一塩基多型が介在変数としてみつかった。・1標準偏差あたりのチーズ摂取量の増加は、脳梗塞リスクを24%「低下」させた。・ほかにも糖尿病、心不全、冠動脈疾患、高血圧のリスクを下げた。・心房細動やTIAとの関連は認められなかった。・チーズ摂取によるBMI、ウエスト長、飽和脂肪酸値、空腹時血糖値の低下との関連も認められた。・HDLコレステロール値は増加した。