元2022 8月 イギリス
アイソメトリックエクササイズトレーニング(IET)は血圧降下に有効であるとして推奨されている。
しかしその生理メカニズムはじゅうぶんに理解されていないので、
あきらかにするべくメタアナリシスをこころみたそうな。
2000-2021年のIETによる血圧降下を報告した研究を厳選してデータを統合 再解析した。
次のことがわかった。
・参加者628人を含む18件の研究がみつかった。・IETは安静時収縮期血圧および拡張期血圧をそれぞれ9.35mmHg、4.30mmHg有意に下げた。・メカニズムは、心拍数が有意に下がり、心臓拍出量が増加し、・末梢血管抵抗が有意に減少した。・このとき心拍変動比や圧受容器感度も有意に改善していた。・ハンドグリップにくらべて壁スクワットが血圧降下により効果的だった。
アイソメトリックエクササイズトレーニング後の血圧降下の主なメカニズムは、自律神経系の血管運動制御の強化による末梢血管抵抗の減少であると考えられた。壁スクワットが効果的である、
というおはなし。
感想:
テニスボール握りもいいんよ↓。