元2022 8月 ニュージーランド
くも膜下出血患者の時間外入院(週末や平日の夜間)が、死亡率におよぼす影響をメタアナリシスでくわしくしらべてみたそうな。
データベースから時間外および時間内に入院した非外傷性くも膜下出血患者の転帰を比較する研究を厳選してデータを統合 再解析した。
次のようになった。
・16の研究が対象になった。・時間外患者は時間内患者にくらべて、死亡率に有意な差はみられなかった。・これはすべてのフォロー期間(最初の2週間または1-6ヶ月間)について一貫していた。・しかし時間外患者は最初のCTスキャンから治療までの遅延が非常におおきく(25-60時間)肺炎の率も高かった。
時間外入院のくも膜下出血患者は時間内入院にくらべて、治療が非常に遅れるにもかかわらず死亡率が高いわけではなかった、
というおはなし。
感想:
くも膜下出血での動脈瘤を塞ぐ「治療」には有効性を証明できるエビデンスが存在しない。だから治療が遅れても転帰に影響がない↓。
