元2022 9月 スウェーデン
注意欠如・多動性障害(ADHD)の成人での有病率は2.5%とされている。
ADHDと脳卒中など心血管疾患との関連についての研究はほんのわずかなので、大規模にしらべてみたそうな。
1941-1983年生まれで、心血管疾患の既往のない500万人以上を、2013年までフォローした。
次のことがわかった。
・平均11.8年のフォロー期間に、ADHDのある38.05%とADHDのない23.57%が少くとも1回の心血管疾患の診断をうけていた。・ADHDがあると、年齢や性別、糖尿病、肥満、脂質異常、睡眠時間、喫煙、併存する精神疾患によらず心血管疾患リスクが1.7倍ほど高かった。・心血管疾患のうちとくに脳出血のリスクは2.16倍だった。・向精神薬の使用はこの関連に影響しなかった。
