元2022 9月 韓国
未破裂脳動脈瘤の治療リスクは手術による神経学的後遺症によって評価されてきた。
しかし、うつや不安への影響についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
2008-2011年に韓国の国民健康保険データベースに登録された未破裂脳動脈瘤患者71750人を2020年までフォローした。
次のようになった。
・うつの発症リスクは、経過観察群にくらべてクリッピング群では1.15倍、コイリング群では1.07倍だった。・この傾向は高齢になるほど高くなった。・不安のリスクは未破裂脳動脈瘤の管理方法によらなかった。
未破裂脳動脈瘤の治療によりうつの発症リスクは高くなり、コイリングよりもクリッピングのほうがわずかにリスクが高かった、
というおはなし。
感想:
侵襲度が高い治療法のほうがうつになりやすいというあたりまえの結論。
体調に異常がないのにアタマの中に爆弾があると脅されたらだれでもうつになる。
なぜならクリッピングやコイリングを支持するまともな根拠がないのに手術を勧めてくるから。
霊感商法の類とおもって無視するに限る。