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2022年10月18日

高齢者はコレステロール高いほど認知機能よい

2022  10月  中国


脂質代謝は心血管系の健康に関連すると考えられているいっぽう、

脳は体内でもっともおおくのコレステロールを含む臓器であり、コレステロールは脳の活動に重要である。

血液中のコレステロールと認知機能との関係についてはあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。



2011-2014年におこなわれた全米健康栄養調査(NHANES)の60歳以上で脳卒中歴のない男女について、

総コレステロールと以下の4種類の認知機能テストスコアとの関連を解析した。

Consortium to Establish a Registry for Alzheimer’s Disease (CERAD)test
and delayed recall test
animal fluency(AFT)test
digit symbol substitution test (DSST)



次のようになった。

・女性1309人、男性1272人が対象となった。

・総コレステロールが高いほど認知機能スコアが高く、とくに女性のDSSTとAFTが有意に関連していた。

・この関連は、年齢、人種、喫煙、教育歴などを調整しても有意だった。

・しかし男性ではこの関連は有意ではなかった。


脳卒中の経験のない高齢者では総コレステロールの値が高いほど認知障害の危険は低く、とくに女性で顕著だった、


というおはなし。
コレステロールと動物名称想起テストの図


感想:

脂とるようにするわ。

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