元2022 9月 中国
主観的認知機能障害(Subjective cognitive complaints:SCC)は脳卒中患者の29-92%に見られるとされているが客観的な脳卒中後の認知障害(PSCI)との関連はあきらかでない。
その理由は認知障害のおおくが時間が経つにつれ回復するからであり、調査のタイミングにより有病率も異なると考えられる。
そこで、認知機能障害を自覚するSCC患者の認知機能の経時的変化と、回復に関連する因子くわしくしらべてみたそうな。
脳卒中後に主観的認知障害を訴えかつ、
CDR=0.5の認知症疑いまたは、MoCAスコアやMMSEスコアで認知障害と診断された患者599人について、
認知機能の回復を6ヶ月間フォローした。
次のようになった。
・フォローを完遂した583人のうち80人13.72%が認知機能の回復を示した。・その80人のSCC時期別の回復者の割合は、2週間以内が22例で9.48%を占め、15-30日が6例10%、31-60日に13例15.12%、61-90日で10例16.13%、91-120日で5例10.42%、121日-150日で9例 23.08%、151-180日では15例26.79%、 だった。・151-180日時点でのSCC患者と比較すると、脳卒中後早期のSCC患者は認知機能の回復が悪く、これは高学歴者で顕著だった。・認知機能が回復する独立した因子は、男性、もとの認知機能が高い、コーヒーを飲む、視床病変、が挙げられた。
脳卒中後の早くに認知機能の低下を訴えていた患者は認知障害が継続しがちだった。認知機能回復に関連する因子のうちコーヒー摂取がもっとも影響がおおきかった、
というおはなし。
感想:
うすーいインスタントコーヒーを毎日飲んでる。