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2022年10月4日

Stroke誌:脳卒中後うつが起きやすい部位

2022  10月  ドイツ


脳卒中後のうつ症状はよくみられる後遺症のひとつであるが、その神経生物学的メカニズムはあきらかになっていない。

そこで、うつ症状が特定の病変部位と関連しているかどうかを、くわしくしらべてみたそうな。



270人の脳卒中患者を対象に、Hospital Anxiety and Depression Scaleでうつの程度を6日ごろと6ヶ月後に評価した。

voxel-based lesion behavior mappingで病変位置との関連を解析した。



次のことがわかった。

・6ヶ月後にうつスコアが7を超えるうつ症状者の割合は19.6%だった。

・6日ころのうつスコアは6ヶ月後のうつ症状と唯一関連する変数だった。

・右の被殻の病変が6ヶ月後のうつ症状と有意に関連していた。


右脳の基底核である被殻の病変がのちのうつ症状のリスクを高める可能性がある、


というおはなし。
右の被殻の図


感想:

自分も右の被殻をやられたからとても関心がある。

上に貼った画像は論文に付いていたものだけど、作った人の認知機能に問題があるかもしれない。

というのも、矢印にright putamen(右の被殻)って書いてあるのに、絵の人物の左側を指しているから。

おまけに人物の断層像も上下逆さまだし、、



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