元2022 11月 イギリス
くも膜下出血のあとも持続する頭痛についての報告は少なく、3年以上フォローした研究はない。
そこで、50万人以上が参加したUKバイオバンクのデータをもちいて、くも膜下出血後の頭痛の頻度と種類の長期傾向をくわしくしらべてみたそうな。
動脈瘤破裂によるくも膜下出血経験者864人と、条件のマッチする対照群3456人にアンケート調査をおこない、発症から7.5年前後のフォローをした。
次のことがわかった。
・過去1ヶ月以内に生活に支障をきたすほどの頭痛を訴えた割合は、患者群の29.9%、対照群は19.3%だった。・頭痛を訴える割合は時間とともに減少し、1年目では50%が、10年後には28%だった。・頭痛の頻度はくも膜下出血の重症度や治療方法、水頭症とは関連がなかった。・片頭痛タイプがもっともおおかった。
感想:
雷鳴頭痛がずっと続くというわけではないみたい。
くも膜下出血 数年後の頭痛