元2022 11月 アメリカ
脳卒中の右半球と左半球での精神的転帰のちがいについてはよく研究されている。
しかしうつと左右脳との関連については一貫した結論が得られていないので、長期的にフォローできたサンプルについてくわしくしらべてみたそうな。
脳卒中で左脳損傷の141人と右脳損傷の90人について、急性期、亜急性期、慢性期のタイミングにて、50項目の質問票に答えてもらった。
損傷脳半球と梗塞体積との関連を解析した。
次のことがわかった。
・片麻痺の程度や病変体積を考慮にいれると、どの時点においてもうつに群間での差は認められなかった。・日常生活動作に介助が必要なこと、運転ができなくなること、痛み、体重減少、とのあいだにもうつとの関連は認められなかった。