元2022 11月 中国
動物実験では糖尿病薬メトホルミンが神経保護作用をしめすことがわかっている。
しかし最適な投与条件はあきらかになっていない。
そこで、脳梗塞患者においてメトホルミンの最適投与時期と期間をくわしくしらべてみたそうな。
2型糖尿病患者の記録を対象にし、
急性脳梗塞を発症した者をメトホルミン投与群と非投与群に分け、
さらに投与群は脳梗塞の発症前および後での投与を区別した。
次のことがわかった。
・投与群179人のうち、うちわけは、脳卒中前+/脳卒中後+[N = 94]、脳卒中前+/脳卒中後-[N = 30]、脳卒中前-/脳卒中後+[N = 55]で、および非投与群130人を対象にした。・すべてのメトホルミン投与群は非投与群にくらべて90日後のmRSスコア低い傾向があった。・しかし3種類の投与群のうち、mRSスコアのあきらかな低下(改善)をしめしたのは、脳梗塞の前と後にも投与された群のみだった。
糖尿病患者では、脳梗塞の発症前および入院後も継続的にメトホルミン治療を受けていた場合、90日後の機能予後がすぐれていた、
というおはなし。
感想:
googleサジェストをみると、
「メトホルミン ダイエット」や「メトホルミン 若返り」
が関心の高いキーワードだった。
いろんなメリットがあるのね。