元2022 11月 中国
メトホルミンは60年以上にわたって糖尿病の第一選択薬として広く使用されてきた。
これまでメトホルミンにはがんの進行を遅らせたり、心血管イベントのリスクを下げる効果が示されている。
さらにこの数年で脳梗塞や脳出血の前臨床試験(動物実験)で神経保護効果が報告されているので、
それらのメタアナリシスをこころみたそうな。
次のことがわかった。
・脳卒中動物へのメトホルミンの効果をしらべた 2010-2022年の15の論文が解析対象となった。・メトホルミン群は対照群とくらべて、以下の点で有意にすぐれていた。神経症状、脳の含水量、梗塞サイズ、運動学習ロータロッド試験、細胞死のTUNEL試験、ニューロン量、ミクログリア量、細胞恒常性のp-AMPキナーゼ量。・それらのメカニズムは不明である。
メトホルミン治療は脳卒中による重篤な転帰を改善する可能性が高い、
というおはなし。
感想:
さいきんメトホルミンをよく耳にするので関心をもった。
糖尿病のひとはメトホルミンを処方してもらうようにすると、いざ脳卒中になったときに重症化しないっぽい↓。