元2023 3月 オランダ
がんの患者は、腫瘍による直接の影響、血栓促進作用、治療、によって脳卒中リスクが高くなる。
また、脳卒中のあとすぐにがんが見つかる可能性もある。この場合は脳卒中発症時に潜伏していたがんであると考えられる。
このような脳卒中後のがんとの関連は、若年層で顕著であると考えられるがそのような研究はほとんどないので、くわしくしらべてみたそうな。
1998-2019年に、がんの既往のない脳梗塞または脳内出血のオランダの患者390398人を対象とした。
次のことがわかった。
・15-49歳の27616人と、50歳以上の362782人に分けられた。・脳卒中から10年間の新規がん発生率は15-49歳では3.7%、50歳以上では8.5%だった。・脳卒中後の最初の1年間で、15-49歳の患者にがんが発生する確率は、同年代の一般集団にくらべて、脳梗塞では2.6倍、脳内出血では5.4倍だった。・50歳以上の患者では脳梗塞後では1.2倍、脳内出血後は1.2倍だった。
一般集団と比較して、15-49歳の患者は、脳卒中後1年間のがんリスクが3-5倍高かったが、50歳以上ではわずかに高いのみであった、
というおはなし。
医師にがん告知をされショックを受ける30歳日本人男性脳卒中患者
感想:
おもに、肺、消化器、血液、のがんがみつかったという。
もう10年以上経ってるから時効だな。
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