元2023 2月 中国
野菜や果物がおおく肉や脂肪が少ないいわゆるDASH食は血圧をターゲットとした推奨食事パターンとして知られており、その遵守度(DASHスコア)が高いほど脳卒中死亡率が低いことがわかっている。
いっぽう、おもに唐辛子の含有量で定義されるスパイシー食には血管拡張や抗炎症、コレステロール低下作用が報告されている。
そこで、スパイシー食の脳卒中発生率への影響をDASH食とくらべてみたそうな。
中国南西部の30-79歳の漢民族22160人を対象とした。
次のことがわかった。
・2022年10月までの46ヶ月間に脳卒中が312例あった。・スパイシー食とDASHスコアに脳卒中発症率への「独立した」関連はなかった。・ただし、DASHスコアが低い群では、スパイシー食が脳卒中リスクを34%下げ、・スパイシー食を摂らない群では、DASHスコアが高いと脳卒中リスクが46%低かった。
スパイシー食の摂取は、血圧によい食事(DASH食)をしていない場合においてのみ脳卒中発症率の低下と関連し、DASH食ができている場合はスパイシー食の効果は認められなかった、
というおはなし。
感想:
これは初耳。
年に数回、辛いカレー Lee 20倍を無性に食べたくなる。